1. 導入:トライアスロンはお金がかかる
ハワイでトライアスロンに出る時、避けて通れない悩みが「ロードバイクの輸送費」です。
ただでさえ、ハワイへの渡航費、宿泊費、そして安くはない大会エントリーフィー…と、出費がかさむこの趣味。それに加えて、航空会社に自転車を預けると、通常は「超過手荷物料金(サイズ超過)」として、往復で約4万円(2025年現在)もの追加料金がかかるのが一般的です。
4万円あったら何ができるか。 単純に、少しでも遠征費を抑えたい。我々市民アスリートにとって、この「4万円」はあまりに大きな出費です。
2. 「レンタル」か「愛車」か。
もちろん、これには解決策があります。「現地でレンタルする」という方法です。
初心者の方や、分解・組み立てに不安がある方にとっては、ハワイでロードバイクをレンタルする方が圧倒的に楽です。重い荷物を運ぶ必要もないし、梱包の手間もありません。 もし「レンタル派」であるなら、航空会社にこだわる必要はありません。コスパ重視でZIPAIRを選んでもいいし、普段使い慣れているANAや外資系エアラインでも全く問題ないでしょう。
しかし、私は「自分の愛車を持っていく」ことを選びました。 長年連れ添ったロードバイクのポジションや乗り心地も理由の一つですが、何よりも「マイバイクでハワイを走る」事をやってみたかった。 これに尽きます。
3. 愛車を持っていくなら「JAL一択」になる
そうやって「自分の自転車を持っていく」と決めた瞬間、航空会社の選択肢は「JAL(日本航空)」一択になります。
理由はシンプル。JALはホノルル・トライアスロンの公式パートナーであり、自転車の運搬料金が「無料」になるという強烈な大会特典があるからです。
- 通常料金: 往復 約40,000円(サイズ超過料金)
- JAL特典: 0円
この差は決定的です。 エコノミークラスだろうがビジネスクラスだろうが、このキャンペーンに申し込みさえすれば、巨大なバイクケースを無料で運んでくれます。
(※ちなみに、ANAも過去に無料キャンペーンを行っていたり、スポーツ用品の無料枠があったりするという情報もありますが、JALのような「大会公式としての確実な無料枠&専用サポート」の手厚さには敵いません。気になる方はANAの最新規定も調べてみてください)
4. 手続きと「ケース」の変遷
もちろん、「JALなら黙っていても無料」というわけではありません。 以下の条件をクリアし、事前申し込みをする必要があります。
- 事前申し込みが必要(出発の7日前までなど)
- 3辺の合計サイズや重量の制限(23kgまで等)

ここで、私が使っている「輪行ケース」について少し補足します。
初参加の2019年、ロードバイクで出場した際は「BTB(専用段ボール箱)」を使用していました。 これはJALの規定サイズ(203cm以内)に合わせて作られているので、手続き上の心配はありません。

しかし、別売りのキャスターを装着することはできますが、「預ける際には取り外さなければならない」という面倒があります。 結局、私の場合はキャスターなしで移動したため、空港内以外では自力で担ぐしかありませんでした。
他にもスーツケースを引き、バックパックを背負った状態で、さらにバイクの箱を肩に担ぐ…。その重さが肩にずしりと食い込み、移動だけで体力を削られた記憶があります(笑)。
そこで、2023年からは愛車をTTバイクに変更したのを機に、ケースもキャスター付きの「SCICON(シーコン)」に変えました。 転がして運べるので移動は劇的に楽になりましたが、ここで問題になるのがサイズです。シーコンのエアロコンフォートというケースは、厳密に測るとJALの規定サイズをかなりオーバーしてしまいます。
しかし、これに関しては「シーコン社のケースは特別に認められている(正式に免除されている)」というのが実情です。 実際に私が利用した際、申し込みフォームには「SCICON社は最大サイズで記入しておいてください」という旨の記載があり、サイズオーバーでも公式に受理されました。
ただし、私のTTバイク(車種やカスタム状況)の場合、収納には多少の工夫が必要でした。 その辺りの工夫や、実際の梱包の様子については、私が実際に今年の渡航準備をする際に、リアルタイムで記事にしていこうと思います。

5. まとめ
「レンタルで身軽に行く」のも賢い選択です。 ですが、もし私のように「ハワイの風を自分の愛車で切りたい!」と思うなら、悪いことは言いません。航空券はJALで予約しましょう。
浮いた4万円で贅沢をするつもりはありません。 ただ、長くトライアスロンを続けるためには、こういう実費を抑える工夫が不可欠です。賢く節約して、長く挑戦を楽しみましょう。


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